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パニック発作と過呼吸(過換気症候群)

パニック発作と過呼吸

今回はパニック発作と過呼吸(過換気症候群)について、私の体験をもとに考えたことをまとめておきたいと思います。

自分の症状・病状をしっかりと自覚しておくことは大切です。
今回取り上げているパニック発作と過呼吸もそうですが、違う症状と勘違いして対処すると逆効果になることもあるからです。

特にパニック障害と過呼吸は間違われやすい病気です。
どのような違いがあるのか、私が感じているところをまとめてみました。

パニック発作よりも過呼吸の方が認知度が高い

私が自身のパニック発作を他の人に説明する時に、一番よく言われるのが「それは過呼吸?」ってセリフです。

それ自体は別に嫌でもなんでもないのですが、なんというか、説明が難しいなぁと感じます。
説明が難しいので、特に処置などでお世話になる方以外は、「そんな感じだね」ということもあります。

そもそもよほどの関係でない限り、自分のパニック発作の事を人に伝えることはないので、ほとんどのケースでちゃんと説明はしますし、きちんと説明すればだいたいの方がわかってくださいます。

ただちょっと思うのは、一般的にはパニック発作よりも過呼吸(過換気症候群)の方が認知度が高いんだなということ。

つまり街中等で発作が起こった場合、もしかしたら手を差し伸べてくれる人がいるかもしれないけれど、その人は私の症状を見て「過呼吸だ」と判断して対応するかもしれないということ。

手を貸していただけるだけでももちろんありがたいことなのですが、パニック発作と過呼吸とでは対処法が違うので、それを発作の最中で説明するのは難しそうだな、とちょっとだけ心配になりました。

パニック発作の対処法

よく考えてみれば、「過呼吸」というキーワードは日常でも目にする機会は案外あります。
テレビに出ている芸能人やスポーツ選手が過呼吸でなんて話も目にする機会がありますし、マンガなどでも過呼吸という症状は出てきたりします。

そこから私たちは過呼吸とはどんな症状を伴って、どんな対処をすればよいのか知ったりもしますよね。

そんな過呼吸に比べると、パニック発作、パニック障害はあまり取り上げられることがないような気がします。

過呼吸の場合は呼吸法などによって、体内の酸素濃度を調整することで楽になります。
対してパニック発作で呼吸困難が出ている場合は、過呼吸の時に行うような呼吸法を行うことで一層パニック症状がひどく出てしまうこともあるので注意が必要だと感じています。

これは私自身の体験からの話なのですが、パニック発作が出ている時はとにかく呼吸が上手くできません。
苦しいので深く息を吸い込みたいと思っているのに吸えないのです。

極端に酸素濃度の低い部屋の中にいるような、肺を押しつぶされてしまっているような、そんな息苦しさなんです。

過呼吸の場合は、体内に入れる酸素量を調整するために、吸い込むより吐き出すことを意識して呼吸を整えます。

とにかく呼吸を楽にしたいパニック発作に対して、過呼吸は呼吸をしすぎないように(酸素を取り込みすぎないように)指導するので、個人的には真逆の対処法が行われると思っています。

つまり、パニック発作を起こしている人に間違えて過呼吸の対処を行ってしまうと、もっと苦しくなってしまうかもしれないということですね。

何を隠そう私自信も、最初のうちは自分の症状を過呼吸だと思っていました。
なので過呼吸への対処法などを色々調べて実践してみていたのですが、落ち着くどころかより一層焦りがひどくなって、症状がまったく落ち着きませんでした。

自分で自分の症状や対処法を記録していくうちに、だんだんと「あ、これは過呼吸ではないのだ」ということが分かってきた感じです。

パニック発作が引き金で過呼吸になったり、過呼吸がきっかけでパニック発作になったり、なんてことももしかしたらあるのかもしれません。
でも基本的にはそれぞれ別の症状です。

私は分娩中にパニック発作が起こる可能性が高いので、今度分娩予定の産院では、希望する対処法を詳しく伝えています。(特に過呼吸の時にするような呼吸法を行うと余計にひどくなる!という点は強調しておきました)

余裕があれば、過呼吸とはどのような症状の物なのか調べてみるのもいいかもしれませんね。
妊娠中に過呼吸になる方は少なくないそうなので(前回の分娩時に症状が出てから調べました)、もしかしたらパニック発作だと思っていたけれど、過呼吸の方だったということもあるかもしれません。