まず「はじめに」からお読みください

パニック症状が起きている時の五感の様子

パニック発作が起こっている時の五感の様子

パニック症状が起こっている時、起きそうな時。
そんな時、症状に襲われている本人はいつもと全く違う感覚を感じています。

普段とは違う感覚なので、すぐに「これはパニック発作だな」とわかります。

見ている側からは気が付きにくい、パニック症状を起こしている本人の様子、主に五感についてまとめます。
五感(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)全てに変化がでるわけではないのですが、感覚的な部分について書きたいと思います。
(※あくまで私自身の体験をまとめた記事です)

パニック症状が起きている時の視覚の様子

パニック症状が出そうだなと感じている時は、たいてい異様に何か特定の物が気になっています。
その特定の物というのがパニック発作につながるトリガーになるわけですが、視覚についていうと、嫌だなと思うものがやたら目につくようになります。

良く見えるようになるというよりも、気になるという表現の方が適切ですね。

例えば私の場合、高速道路に乗るのが怖いのですが、高速道路を走っている時のスピードが特に苦手です。

車のスピードをどこで感じるかというと、目にうつるものという範囲で言えば、過ぎていく風景の早さや隣の車線を走る車との速度の差(どんどん追い抜かしていく様子)で「今、この車はとても速く走っている!危険だ!!」と感じてしまうのです。

逆に、隣の車が自分の車をどんどん追い抜かしていってくれると、「あ、今ゆっくり走ってくれている。安心だ。」という気持ちになりやすいです。

そんな時はなるべくまわりを見ないように、自分の膝などに視線をうつすようにしているのですが、そうすると今度は他の感覚が冴えてきてしまうこともあります。

パニック症状が起きている時の聴覚の様子

引き続き高速道路の例で書きますが、隣の車線の車や風景を見るとスピードを感じてしまう時はなるべくまわりを見ないようにするのですが、そうすると今度は音が異様に気になるようになります。

音が気になるのが先か、まわりの風景でスピードを感じるのが先かはその時々によって違いますが、例え見えなくても大きなエンジン音や高速道路内に響く車の走行音がいつも以上に大きな音となって脳内に直接響いてくる感じがするのです。

しかし実際にはさほど大きな音ではないのです。
落ち着いている時であれば気にもなりません。

音が刺激になることは私にとってはよくあることで、子供がしつこく話しかけてくる時も同じように脳内に子供の声がいっぱいに響き渡る感覚を覚えます。

これも普段ならそこまで気にならないものです。
あくまでパニック症状が出そうになっている時の聞こえ方です。

不快な音が大きく聞こえるだけであれば、その場から立ち去ればいいだけなのですが、例えば高速道路では「すぐに車から降りられない」という不自由さがあり、子供の声であれば「止めてと言っているのに全く止めてくれない」という状況により、さらに追い詰められた感覚につながっていくのが怖いところです。

パニック症状が起きている時の暑い・寒い

私はパニック発作が起きている時は、身体がカーッと熱くなってくることが多いです。
逆に寒くなるという人もいるそうなので、これは人それぞれだったり季節的なものも関係していたりするのかもしれないですね。

そういえば以前、パニック症状というかショック症状に近い感じでブラックアウトしかけていた時は、冷や汗が大量に噴出していました。
今はそういうことはありませんが、思えば冷や汗の時は寒気を感じていたかもしれません。

パニック症状が起きている時は心拍数が激増

これは感覚とはちょっと違うかもしれないですが、他の人から見てわかりにくいという点で書いておくと、パニック発作が起きている時は、心拍数が異様に増えて心臓がバクバクしています。

息切れこそしないものの、全力疾走で100m走ったくらいにはバクバクします。

例えるのであれば運動よりも、緊張の方が近いですね。
いや、恐怖ですね。
恐怖からの鼓動の高まりです。

パニック症状は、焦りや恐怖から起こることが多いと私は感じています。
何かしらの事象に異様に反応してしまって、「どうしよう!」「怖い!」「逃れたい!」という気持ちが高まっているので、伴って心臓がドキドキしてしまうかんじです。

ものすごい速さで鼓動するので、自分がおかしな状況になっているというのは本人はすぐに気が付きます。

パニック症状が起きている時は息苦しい

これも感覚とは違うところですが、他の人から見ればよくわからなくても、パニック発作を起こしている本人は息苦しく感じている可能性があります。

鼻も詰まっていないし、胸やお腹などが圧迫されている様子もない。
だけど息がうまく吸い込めずに息苦しくなってしまうのです。

私の場合は特にこの「息苦しい」に強く反応してしまい、ここから本格的なパニック症状につながっていくケースがほとんどです。

息が上手く吸えないと感じる理由には色々とあるのですが、たいていが思い込みです。
本当は息は吸える状況にあります。

でも脳が勘違いしてしまうんでしょうね、一旦息苦しいなと感じると、どんどん息が上手く吸えなくなっていってしまいます。

パニックの症状は外から見えにくい

パニックの症状は、ひどくなれば他から見ても「これは何か変だぞ!」と見てわかるくらいになりますが、発作が起こりかけの時や症状が軽い時は本人以外にはなかなかその苦しさがわからないことの方が多いと思います。

しかしわかりにくくても、本人は苦しんでいます。

もしも助けを求められた時やサポートをお願いされた時には、ご迷惑かもしれませんができるかぎり協力してやってほしいなと思います。